終戦記念日に想う ~ 海ゆかば

海ゆかば
  水漬く屍
山ゆかば
  草むす屍
大君の
  辺にこそ死なめ
かえりみはせじ
         大伴家持(万葉集巻第十八)


 一昨日8月15日は、63年目の終戦記念日。
昭和20年8月15日に日本がポツダム宣言を受諾して、
英米仏等連合国に無条件降伏をした日です。
これによって、第二次世界大戦は終結しました。
これを記念して、国民が平和を祈願し、戦争を放棄することを誓う日と定めました。

 夢の中の記憶か、遥か遠い昔日の思い出か、定かではありませんが、
私が幼児の頃、数人で防空壕の奥に閉じこもって、泣いていたような記憶が甦ってきます。
母たちが持ってきてくれた、塩だけで握った"おむすび"が、
この上もなく美味しかったこと。

 昭和20年8月15日、明確な記憶にはありませんが、
ラジオから流れる昭和天皇の玉音放送。 「無条件降伏、終戦」。
人々は叫びました。「戦争は終わった・・・助かった!」。
しかし、その声は空しくさえありました。

 そして、人々は歌いました。「同期の桜」「月月火水木金金」「海ゆかば」・・・
元気はなく、ただ心を静めるだけのための歌でした。

 海軍の佐世保軍港で指揮をとっている最中、腹に銃撃を受けて縫い傷が生なましかった父、
中島飛行機で戦闘機の設計に心苦しい日々を過ごした伯父、
特攻隊員として太平洋上で肉弾として散っていったもう一人の伯父、
・・・それぞれの役割は充分に果たしたにせよ、何とも空しい。
神風は悲しく吹き去っていきました。
 
 特攻隊の生みの親・大西滝次郎中将が最期に残した言葉の一部です。
「特攻隊の英霊に謹んで申す。善く戦いたり、深謝す。
 最後の勝利を信じつつ、肉弾として散華せり。
 然れども、その信念は、終に達成し得ざるに至れり・・・。
 吾死をもって、旧部下の英霊と、その遺族に謝せんとす・・・。」 
昭和20年8月16日、大西中将、官邸にて割腹自殺。
実に空しい。

 大きな犠牲と悲劇的な結果を伴ったことを振り返って、
もう二度とこのような戦争の惨禍を繰り返さないように祈りたいものです。
太平洋戦争200万人の英霊に追悼。

 下記のサイトは、2005年に「戦後60年 終戦記念日特集」として、
私がまとめた記事「トラ・トラ・トラ」です。
http://sky.geocities.jp/shikioriorilog/toratoratora/
「海ゆかば」の曲が、悲しく美しく聴こえてきます。

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リンク「太平洋戦争の200万英霊を追悼する!!」
 http://matiere.at.webry.info/200502/article_1.html
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Copyright© 2008 Matiere

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