【書籍】きれいを磨く 美しい日本語帳

画像今日、ふと立ち寄った駅構内の小さな本屋で、
素敵な本を見つけました。

『きれいを磨く 美しい日本語帳』
  著者:道行めぐ/一校舎国語研究会 
  出版社:永岡書店

数々の奥ゆかしい日本語の言葉が、
道行めぐさんの詩とともに散りばめられ、
美しい日本の風情を醸し出しています。

春・夏・秋・冬それぞれの風情を表す季語や、
恋、日常の言葉など、改めて日本語の美しさを感じました。

言葉の意味や由来を解説されており、
それとあわせて書かれた
道行めぐさんの短い詩がとても光っています。
本のタイトルは「日本語帳」となってはいますが 、
四季折々を巡る詩集としても楽しめます。

序文の「はじめに」から、一部を引用すると・・・・
「季節の言葉、天候の言葉、人の世を織り成す言葉、
どれをとっても日本語の豊かさにあらためて驚かされます。
(中略)
そんな言葉の数々と、その言葉にまつわる話、そして
美しい詩のコラボレーションから、この本は生まれました。
この三つが相まって言葉のイメージがいっそう深まることでしょう。
(後略)」

本の帯に金田一秀穂先生のこんな言葉が書いてありました。
「私たちの忘れかけた日本がここにあります。
こういう素敵な言葉をいつも使えるような暮らしをしたいと思います。
この本を読めば、少し、そういう暮らしに近づけそうです。」

今頃の時節を表わす言葉を拾ってみると、
「短夜(みじかよ)」「万緑(ばんりょく)」「青葉闇(あおばやみ)」
「緑陰(りょくいん)」「青嵐(あおあらし)」「青田(あおた)」
「麦秋(ばくしゅう)」・・・・

ここでは言葉の解説や由来は省略しますが、
いくつか、詩を引用してみましょう。

「小糠雨」から------
  もう一度会いたいと
  ずっとずっと願っていたのに
  あなたはわたしを覚えてなかった 
  笑顔のままで 小糠雨

「青嵐」から------
  夏本番の一歩手前で吹く風が
  一瞬の強い力で私の心をさらっていった
  髪を直して 振り向いたとき
  思いもかけないあなたへと 恋をしていた

「麦秋」から------
  「この夏は 美味しいビールが飲めそうだ」
  そう言って あなたはわたしの手を取った
  ロマンチックは望めないけど
  金色の麦のしっぽで 愛が揺れている

「婀娜っぽい」から------
  切れ長の瞳を細めて
  するり するりと お酒を飲むきみ
  だんだんと上気していく頬の色香が
  ぼくの心に微熱を宿す

「茜雲」から------
  夕暮れ オレンジ色に染まるビル
  きみを乗せたエレベーターはどこまで昇る
  ぼくの想いは どこまで募る

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永岡書店
 http://www.nagaokashoten.co.jp/cgibin/category.cgi?category=44&option=J&title=知識&雑学#

道行めぐ(みちゆきめぐ)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/solalist/

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