【音楽】古き良き時代に浸りながら・・・

Amazing grace Judy Collins
歌: Judy Collins  ジュディ・コリンズ 1970年代初頭 (30代)
プロフィール
( 画面は英語歌詞だけ )


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CDショップのそばを歩いていると、
とても清々しい歌声が聞こえてきました。
曲は「アメイジング・グレイス」。
売り場に近づきました。
歌っているのは、とても懐かしい歌声
~ジュディー・コリンズ。
近づいて聞いていました。
そして、流れてきた曲は、「青春の光と影」。
綺麗な声に魅せられて、CDを衝動買いしました。

1960年から1970年代の、
古き良き時代のアメリカン・フォークソング。
その頃はベトナム戦争の真っ只中、
私は青春時代の真っ只中。
そして今、
そのジュディー・コリンズのCDのを聞きながら、
古き良き時代に浸っています。


CDのキャッチコピー。
"世界で一番有名な「アメージング・グレース」と言われている
宝石のようなアカペラ。透明感あふれる名唱の数々"
まさにそんな感じの世界に迷い込んだようなひと時です。

今では、テレビドラマ「白い巨塔」の挿入歌と
元トワ・エ・モワの白鳥英美子の歌唱で
誰でも知っている「アメージング・グレイス」。
当時はそんなに知られていませんでした。
その曲はジュディー・コリンズというアメリカのポップ歌手によって
世界中に知れわたりました。
時は流れて、「アメージング・グレイス」は今再び見いだされました。
まるで新しい曲のような感さえあります。

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Judy Collins
"I don't know where my songs come from . . .
If I knew, I'd know too much, more than we are allowed on this plane."
Copyright© Steve's Pages


CDの曲目です。
最初の曲がボブ・ディラン作の「時代は変わる」で、
最後の曲が「アメージング・グレイス」です。

ジュディー・コリンズ~『アメージング・グレース』
Judy Collins ~ Classic Folk Songs

 1 時代は変わる
   (The Times They Are A-Changin')
 2 雨に濡れた朝
   (Morning Has Broken)
 3 青春の光と影
   (Both Sides Now)
 4 悲しみのジェット・プレーン/カントリー・ロード
   (Leavin' On A Jet Plane/Take Me Home Country Roads)
 5 ゆりかごの猫
   (Cat's In The Cradle)
 6 風に吹かれて
   (Blowin' In The Wind)
 7 バーバラ・アレン
   (Barbara Allen)
 8 我が恋人の黒髪
   (Black Is The Colour Of My True Love's Hair)
 9 愛の喜び
   (Plaisir D'Amour)
10 ロッホ・ローモンド
   (Loch Lomond)
11 レット・イット・ビー
   (Let It Be)
12 アメージング・グレース
   (Amazing Grace) 

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Judy Collins


澄みきったジュディー・コリンズの声はとても素朴で、清々しく聞えます。
今は、ジュディー・コリンズは60歳を過ぎていますが、
彼女の声はひとつのスタンダードとして、世代を超えた支持を得つづけています。


CDは輸入盤。日本盤は発売されていませんが、
輸入盤にめずらしく、歌詞カード付き。
当然ですが全部、英語です。
掘り出し物を見つけた感じです。

ビートルズが歌った「レット・イット・ビー」が流れ、
最後に「アメージング・グレース」に変わります。とても気持ちの良い曲です。

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ジュディ・コリンズのプロフィールは、こちら (Warner Music Japan)
http://wmg.jp/artist/judycollins/

ジュディ・コリンズのアメイジング・グレイスは、こちら (Music at Last.fm)
http://www.last.fm/music/Judy+Collins/_/Amazing+Grace

ジュディ・コリンズの青春の光と影 (Both Sides Now) のMovieはこちら (TouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=tqY_JeyUWcw&mode=related&search=

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Judy Collins
Nov, 1972, Aquarius Theater, Boston, MA
Copyright©1997, 1998 Richard L. Hess All Rights Reserved


CDには、曲目解説が付いていなかったので、
筆者が自分の想いも含めて、以下にまとめます。

曲目解説

 1 時代は変わる (The Times They Are A-Changin')

1960年代初めよりプロテスト・フォークシンガーとして活動を始めたボブ・ディラン(Bob Dylan)。その3枚目のアルバムのタイトル曲。ボブ・ディランはビートルズの影響により、ダンスミュージックとして生まれたロックンロールに意味的な深みを与えた。彼は、60年代フォーク・ブームの象徴である。60年代には、人種差別反対、戦争反対などの社会的なメッセージを込めた曲が多く発表された。これをプロテスト・ソングと呼ぶ。「時代は変わる」は、社会性・普遍性を持ったプロテスト・ソングの代表作である。

 2 雨に濡れた朝 (Morning Has Broken)

元は聖歌だったが、1972年にイギリスのシンガー・ソングライターのキャット・スティーヴンス(Cat Stevens)が "MORNING HAS BROKEN" として制作した。朝のイメージにぴったりで、コーヒーのCMに使われたこともある。この曲を聴いていると、30年前の時間の流れが、叙情的に懐かしくよみがえってくる。

 3 青春の光と影 (Both Sides Now)

1967年のジュディ・コリンズのアルバム "Wildflowers" に収録されていたが、翌年の映画『青春の光と影』の主題歌に使用され大ヒットした。作曲はカナダの女流シンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell) 。ジュディ・コリンズの名前を一躍高めた名曲である。全般的にアコースティック・ギターとストリングスを中心としたクラシカルな趣のバック演奏にジュディ・コリンズの美しく癖のないボーカルが加わることによって、透明感のあるサウンドとなっている。

 4 悲しみのジェット・プレーン/カントリー・ロード
   (Leavin' On A Jet Plane/Take Me Home Country Roads)


この2曲の作者は、1970年代に活躍したカントリーソングの大御所、ジョン・デンバー (John Denver)。「悲しみのジェット・プレーン」は、まるで乗っているジェット機が、ロッキー山脈を超えてアメリカ西海岸から東海岸へでも行くのかなという思いがする。ただのラブ・ソングが、ベトナム戦争真っ盛りの1969年に作曲されたということで、当時の人々はこれは反戦歌と思いこんでしまったようだ。だが、ジュディ・コリンズの唱はジョン・デンバーとも全然違う。歌というのは歌う人の個性でこうも変わるのだろうか。「カントリー・ロード」は、"故郷へかえりたい" という邦題もある。故郷の自然の香りがあふれ、時がゆったりと流れている情景を描いた懐かしい歌。オリビア・ニュートンジョンも同時代にカバーしてヒットした名作。ゆったりした、暖かいメロディー、わかりやすい英語。宮崎アニメ「耳をすませば」のテーマ曲にもなった。

 5 ゆりかごの猫 (Cat's In The Cradle)

ニューヨーク出身のフォーク系のシンガー・ソングライター、ハリー・チェイピン(Harry Chapin)の曲。ストーリー性を持った作品を得意としていた。父親と息子の関係を歌った曲。1974年、全米最高位No.1を記録している。1993年にアグリー・キッド・ジョーというグループが忠実にカヴァーし、再びトップ10内に送り込んでいる。ジュディ・コリンズのカバーもヒットした。
 
 6 風に吹かれて(Blowin' in the Wind)

輝き続ける生涯現役のロック詩人ボブ・ディラン。「風に吹かれて」は、彼の「フォークのプリンス」としての地位を決定づけた初期の傑作である。時代を越えて今も愛され続けているプロテストフォークの名曲で、彼が反戦フォークの旗手に祭りあげられるきっかけとなった。日本のシンガーソングライターの草分け的存在である吉田拓郎は、ボブ・ディランの「風に吹かれて」をFENで聴いて、いたく感激したのがきっかけで音楽に目覚めたという。なお、ボブ・ディランという名前は、詩人のディラン・トーマスからとられた。詩人としてはノーベル文学賞にノミネートされるほどであり、20世紀半ば以降の文化において極めて重要な位置を占めているといえる。ボブ・ディランは、アメリカを代表するアーティストの一人として、デビュー以来多大な影響を同時代の人々に与えてきた。60年代、公民権運動が高まりを見せていたアメリカで、ディランは「フォークの貴公子」として大きな支持を受け、時代の代弁者としてみなされるようになった。

 7 バーバラ・アレン (Barbara Allen)

有名なスコットランド民謡。歌詞・メロディーと共に数多くのバージョンの存在が確認されており、発祥地はイングランドともスコットランドとも言われている。愛する人が死んでそれを追ってバーバラ・アレンという女性も死んでしまう、という内容。二人は隣同士に埋葬され、合わせて植えられたバラのつたが教会の一番上まで伸び、絡み合って決して解けない愛の結び目を作ったといわれている。

 8 我が恋人の黒髪 (Black Is The Colour Of My True Love's Hair)

フォーク・ソング「我が恋人の黒髪」は、独特の弾き語りスタイルで黒人女性ジャズ・ヴォーカリスト兼ピアニストとして人気を集めたニーナ・シモン (Nina Simon) の曲。ニーナ・シモンは、60年代公民権運動の歌姫。シンガー/ピアニストとしては、1950年代末から頭角を現わし、60年代には黒人解放運動にもかかわり、また、ジャズとポップ・ソングの境界を気にすることなく自在に歌いこなしたシンガーでもあった。「我が恋人の黒髪」はニーナ・シモンが歌ったものが良く知られているが、ジャズのスタンダード・ナンバーとして多くのアーティストによって歌われている。

 9 愛の喜び (Plaisir D'Amour)

ドイツのフライシュタット出身でフランスの作曲家であるジョヴァンニ・パウロ・マルティーニ (Jean-Paul Martini) の作曲。1785年の名曲。フランス語歌曲であるが、時にイタリア語の歌詞でも歌われる。日本では好んで結婚式のBGMにも使われるが、歌詞の大意は「愛の喜びは長続きしない。愛の苦しみだけが長続きする。悲しみは一生続く。僕のつれないシルヴィアは……」というもので、恋愛賛美の内容ではない。シックなバラードナンバーであるが、結婚式には要注意曲。

10 ロッホ・ローモンド (Loch Lomond)

スコットランド西南部のグラスゴーの北にあるローモンド湖を詠った民謡。「ロッホ」とは、スコットランドの方言で湖や入江を意味する。東岸にある973mの山はベン・ローモンドと呼ばれ、2番の歌詞にも歌われている。ローモンド湖や、スコットランドの思い出、愛する者のことなどが歌われる。ちなみに、歌謡曲・洋楽カバー・ラテン・民謡・フォークなど雑多なジャンルの曲を手がけた人気グループ「ペドロ&カプリシャス」に在籍していた高橋真梨子の代表曲の一つである『五番街のマリーへ』 は、この「ロッホ・ローモンド」にそっくりな曲としてよく取り上げられている。

11 レット・イット・ビー (Let It Be)

1970年にリリースされたビートルズのアルバムの曲である。映画『レット・イット・ビー』のサウンドトラック盤として作られた。30数年ぶりに「レット・イット・ビー」が巷で話題になっている。発売日にはワイドショーがこぞって、この「レット・イット・ビー・ネイキッド」を取り上げ、初回生産の40万枚がほぼ即日で完売したという話も聞く。遙か昔に解散し、4人のメンバーのうちジョン・レノンとジョージ・ハリスンは既にこの世にいない。そんなビートルズのCDが21世紀になっても爆発的に売れる。ビートルズの偉大さの証だろうし、もはや彼らはロックミュージックというジャンルを越えた存在なのかもしれない。主題のLet it beの意味は現在販売されている公式CDでは「なすがままに」と訳されている。この主題の本質的な意味は、おそらく、「人として努力をして報われないこともあるが、最善をつくした後は神にまかせなさい、人事をつくして天命を待て」というメッセージだろう。"it"というのは、"神"を意味しているのではなかろうか。何度聴いても素晴らしい曲だ。これからもずっと歌い継がれていくだろう。 ここでは、ジュディ・コリンズが柔らかく優しく包むように「レット・イット・ビー 」を歌っている。

12 アメージング・グレース "至上の愛" (Amazing Grace)

アメリカやイギリスの人々にとっては国歌と同じくらい愛されているトラディショナル・ソングでゴスペルの代表曲。イギリスの牧師ジョン・ニュートン(1725~1807)の告白的歌詞に曲が付けられたイギリスの古い賛美歌である。ジュディー・コリンズと聖歌隊の声が教会の中に厳かに響き渡る聖歌「アメージング・グレイス」を聴いていると、クリスチャンではなくても敬虔な気持ちになる。あまりの素晴らしさのために、その後幾多のアーティストが取り上げることになるポップ・フィールドの名曲になった。


画像
Judy Collins
青春の光と影 (Both Sides Now) を歌う


Judy Collins
青春の光と影 (Both Sides Now)



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ジュディ・コリンズ/アメージング・グレース(Classic Folk Songs)のCDは、
こちらのサイト http://all-cdshop.com/?pid=232231
の貿易商社「オールエレクトリック株式会社」が販売しています。
電話・FAX・E-Mail で注文できます。

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右上の画像は、CDのカバー。
写真はジュディー・コリンズ。

---リンク 「アメイジング・グレイス」
http://matiere.at.webry.info/200412/article_2.html


Copyright© 2006 Matiere All Rights Reserved


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