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zoom RSS 手塚治虫不朽の名作「ブッダ」〜ごらん世界は美しい

<<   作成日時 : 2011/05/22 23:58   >>

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手塚治虫の不朽の名作漫画「ブッダ」を初映像化した『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』が
5月28日(土)に公開される。
映画「ブッダ」では、仏教の開祖である古代インド・シャカ国の王子シッダールタの壮大な生涯が描かれる。
主題歌は、 X JAPAN による「Scarlet Love Song」。スケール感の大きい、X JAPAN王道のバラードだ。


主題歌 X JAPAN「Scarlet Love Song」
free download


「ブッダ」は、手塚治虫が描く大スペクタクルロマンである。「お釈迦さま」の名で知られるブッダ(仏陀)すなわちゴータマ・シッダールタが、29歳の時に出家して仏陀となるまでの生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったその生涯をたどる。

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映画『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』より
シャカ国の王子シッダールタ(のちのブッダ)


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映画『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』より
シャカ国に敵対するコーサラ国の勇者チャプラ


映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は、巨匠・手塚治虫が10年の歳月を費やして世に送り出した名作漫画「ブッダ」を原作としたアニメーション映画だ。手塚治虫の原作「ブッダ」は日本国内で約2,000万部が発行されており、英語、フランス語をはじめ各国語に翻訳され、海外でも出版されており、コミック界のアカデミー賞と称されるアイズナー賞最優秀国際作品部門において、2度にわたって受賞している。仏教の祖・ブッダの生涯を、説話に基づいてではなく、独自のドラマを構築して大スケールで描き切っている。これまでにも映像化のオファーは何度かあったものの、原作の壮大さから実現に至らなかった。今回、東映アニメーションと手塚プロダクションがタッグを組む形で、初の映像化が実現することになった。


手元に、だいぶ以前の本だが、手塚治虫の漫画「ブッダ」の本がある。

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ブッダ 第1巻「カピラヴァストウ」


ブッダの第1巻「カピラヴァストウ」に次の言葉が書かれた帯が巻いてある。
「ごらん世界は美しい・・・ 生きとし生けるものに愛をこめて 巨匠が謳いあげる生命への讃歌」
「ごらん世界は美しい」という言葉は、ブッダ(お釈迦様)が弟子のアーナンダ(阿難陀)にかけるセリフであるという。
今がどん底であっても、「世界は美しい」と思える気持ちを持ちたい。

漫画を読んでいくと、次の言葉が出て来た。
「ひでりと 嵐と 疾病と 飢えの中で インドの人たちは 一度に大勢の人が死んでいき そして 苦しみながら また立ちあがるのだ」
「どんなに バラモンが神に祈り どんなに偉大な王が よい政治を しようとしても この苦しみだけは 人々は まぬがれなかった」
「ある人々はそれを 輪廻(りんね)というものだと説いた」
「生きるものは 生まれて死に 死んで生まれ変わり 永遠に 輪のようにつづく運命で 苦しみからのがれることはできない」
「人間はなぜ苦しむのだろう なぜ生きるのだろう なぜ こんな世界があるのだろう なぜ 宇宙はこんな世界をつくったのだろう  人々は その答えを知りたかった そして それを解ける人はまもなく あらわれようとしていた その偉大な人は あと四か月のちに この世に うぶ声をあげるはずであった」

今回の東北地方の大震災で、今もなお、被災地の皆さんは 厳しく苦しい環境に生きておられる。
そして、私たちは直接ではないにしても、今後に大きな苦しみを背負うことになった。
「世界は美しい」と思う心が人々に蘇えってくることを祈念しながら、ブッダを再び読んだ。

「ブッダ」は、1972年から12年間に渡り、手塚治虫が『希望の友』などの雑誌に連載した漫画作品。
紀元前6世紀、今のネパールの小族シャカ族の王族として生まれた釈尊(ゴータマ・シッダールタ)。
だが、彼のまわりはカースト制の厳しい身分差別の中で苦しむ人々がいた。
「身分を決めたのは人間 身分で苦しむのも人間」
人はなぜ生きるのか、人はなぜ苦しむのか・・・。
生命の神秘な謎を解くため、彼は修行に励んだ。
2500年前のインドを舞台に、シャカ国の王子として生まれた仏教の開祖ゴータマ・シッダールタが、
「人はなぜ生きるのか、なぜ苦しまなければならないのか」の答えを求め、
すべてを捨てて僧として迷いながら旅を続ける姿を描いた作品。

「ブッダ」は、潮文庫から出ている全12巻の漫画本である。
それは、巨匠手塚治虫が描く大スペクタクルロマンともいえる。
手塚治虫の最高傑作と称えられ、発行部数2000万部を誇る大ベストセラーコミックであり、
この作品は、アメリカ合衆国でも高い評価を受けており、
2004年および2005年のアイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞した。

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ブッダ 第2巻「生誕」


各巻のタイトルは、次のようになっている。

カピラヴァズトウ(第1巻)、生誕(第2巻)、四門出遊(第3巻) 旅立ちの朝(第4巻)、ウルベーラの森(第5巻)、スジャータ(第6巻)、ダイバダッタ(第7巻)、鹿野苑(第8巻)、象頭山の教え(第9巻)、アジャセ(第10巻)、祇園精舎(第11巻)、旅の終わり(第12巻) 

手塚治虫 ブッダ 登場人物紹介 
  http://www.usio.co.jp/html/buddha/toujoujinbutu.html

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ブッダ


【ブッダ あらすじ】
 舞台は今から約2500年前、紀元前6世紀の古代インド。王国間の争いが絶えないこの地に、世界の王になると予言をされたシャカ国の王子ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)(前566頃〜前486頃)が、ヒマラヤ山麓のルンビニ(現在ネパール領内)の地でシャカ族のクシャトリヤ(貴族)の家で誕生した。誕生日は4月8日(誕生会)。ルンビニは、釈迦族の父シュッドーダナ王の故郷であるカピラヴァストゥ(インド)と、生母マーヤー 夫人の故郷コーリア国デーバダハ城の中間に位置する。マーヤー夫人がお産のため実家に戻る途中であったが、母となったマーヤー夫人は、コーリヤ国に帰るのをやめて、.生まれた男の子を連れてシャカ族の都カカピラヴァストゥに戻ってきた。マーヤー夫人は生まれた子にシッダールタという名をつけた。人々はカーストと呼ばれる4段階の身分[バラモン(聖職者)、クシャトリヤ(貴族)、ヴァイシャ(平民)、スードラ(奴隷)]、更にカースト以下とされるバリア(不可触民)のもと暮らしていた。クシャトリヤの身分にあったシッダールタは釈迦族の王子として、カピラヴァストゥのカピラ城で不自由のない生活を送っていた。思春期を迎えたシッダールタは、盗賊の少女ミゲーラや身分の低い人々と心を通わせるうちに、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。 「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた。やがて、シッダールタは、敵国コーサラ国一番の勇者、チャプラに出会う。強大なコーサラ国がシャカ国に攻め入り、激しい戦争が始まってしまう。チャプラは奴隷に生まれた自分の身分を隠し、コーサラ国のブダイ将軍の養子という地位を手に入れ、数々の武勲をたて、コーサラ国を強大な国へと導いていく。やがて、コーサラ国がシッダールタが率いるシャカ国に宣戦布告し、チャプラがシャカ国に攻め込んでくると激しい戦いが始まる。人の命が一番大切だと考え、家族、身分、冨全てを捨て成すべき道を求める高貴なシッタールタと最下層の身分から立身出世しようともがくチャプラ。二つの正反対の魂が戦場で交錯して、二人の運命は大きな運命の渦に変わろうとしていた。人はなぜ生きるのか、なぜ苦しまなければならないのか―壮大な<いのちのドラマ>が始まる……(この後は、原作または映画で)。

 シッダールタは、遂に29歳のときに人生の苦悩について深く考え、解脱(げだつ)を求めて出家し、僧としての道を歩み始めた。苦行(くぎょう)を続けるが、解脱出来ず、苦行を捨て、35歳のときブッダガヤの地(仏教聖地-成道の地)の河川、尼蓮禅河(にれんせんが)のほとりの菩提樹の下で悟りを開いた。悟りを開いてからは、シッダールタはブッダ(仏陀、Buddha、真理を悟った者)の尊称で呼ばれる。その後、梵天(ぼんてん:守護神)の依頼を受け、インドの鹿野苑(ろくやおん)の地で5人の苦行仲間に仏法を説いて以来、80歳で入滅(2月15日・釈迦涅槃会)するまでガンジス川の中・下流域を旅してまわり教えを説いた。彼によって開かれた仏教Buddhismは、いっさいのものは滅びる(諸行無常)という無常観にたち、人生を「苦」とみてその苦を克服する道を求めたものである。ブッダは正しい生き方を中道(ちゅうどう)と称し、極端な苦行と快楽を否定し、八つの正しい道(八正道:はっしょうどう)の実践に努め、自我の欲望(煩悩:ぼんのう)を捨てることによって解脱(げだつ)すなわち涅槃(ねはん:寂滅:じゃくめつ)の境地に達することができると説いた。こうした教理は主として解脱を求める出家者(比丘:びく)にむかって説かれたものである。その一方でブッダは、一般の信者に対して、道徳的に正しい生き方と慈悲の尊さを説いている。その教えはとくに都市に住むクシャトリヤや商工業者に歓迎され、通商路に沿って伝えられた。仏陀の教えはあまねく全世界に広まり、後世の人類を苦悩から救済することになる。


【映画化】
以下、映画化された「ブッダ」の概要である。

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映画『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』


『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』は、
手塚治虫が72年から12年の長きに渡って描きあげた超大作が、構想10年で全3部作としてアニメーション映画化
されたものである。
3部作の第1部となる本作では、シッダールタの誕生からブッダとなる前の姿を描く。
右のURLは、映画の公式Webサイトのアドレスである。 http://wwws.warnerbros.co.jp/buddha/

その予告編がYouTubeに記録されている。
映画『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』(予告編)


【以下、映画紹介記事より転載】
20世紀の大いなる遺産 手塚治虫の人生を賭けた作品が遂に映画化!
2500 年前、インド。王国間の争いが絶えないこの地に、世界の王になると予言された男の子が誕生する。
シャカ国の王子、ゴータマ・シッダールタだ。 思春期を迎えたシッダールタは、盗賊の少女ミゲーラら身分の低い人々と心を通わせ、厳しい階級社会に疑問を抱くようになる。やがて強大なコーサラ国がシャカ国に攻め入り、激しい戦争が始まった。コーサラ国軍の指揮をとるのは、将軍の息子にして国一番の勇者チャプラ。奴隷の生まれを隠し、将軍の命を助けてのし上がった男だ。最下層の身分から立身出世しようともがくチャプラと、家族、身分、富、全てを捨てて、成すべき道を求めるシッダールタ。二つの正反対の魂が戦場で交錯し、互いの運命が変わろうとしていた。

吉永小百合がナレーションと声(チャプラの母)の出演をするほか、堺雅人(チャプラ)、観世清和(スッドーダナ王)、吉岡秀隆(シッダールタ)、黒谷友香(マリッカ姫)、水樹奈々(ミゲーラ)ら豪華なキャスト陣が名を連ねている。
主題歌は、 X JAPAN による「Scarlet Love Song」
(こちらで試聴可能→( http://www.nicovideo.jp/watch/sm13047997 )

イメージ-アートに「陰陽師」の漫画家、岡野玲子、音楽に大島ミチル、歴史アドバイザーに宗教評論家のひろさちやなど強力なスタッフを迎えて映像化された、手塚の世界観の奥深さを堪-能したい。
配給: 東映、ワーナー・ブラザース映画

この映画第1作目では、チャプラの人生が本筋となっている。奴隷出身らしくたくましい精神とタフな肉体を持つチャプラは、離れ離れになった愛する母親のため、ひたすら上を目指す。厳しい階級社会インドの中で、必死に運命にあらがう姿は、格差社会で生きる現代人の共感を得るためのキャラクターといえるかもしれない。


【電子書籍公開】
手塚治虫のブッダ「赤い砂漠よ!美しく」の5月28日(土)公開を記念して、期間限定で手塚治虫「ブッダ」が電子書籍として公開される。
PC(e-book)・iPhone(iPhone用アプリ・手塚治虫マガジン)・iPad(iPad用アプリ・手塚治虫マガジン)で読むことが出来る。
サイトはこちら→ http://www.usio.co.jp/html/buddha/tatiyomi.html
このサイトでは、毎週水曜日に映画『手塚治虫のブッダ』第一部に相当する原作パートを21週にわたり1章ずつ公開される。
(第1部 全12章・第2部 全9章 計744ページ)

 以下、ブッダ第1巻「解説」より抜粋
 大乗仏教で「三身(さんじん)」ということを言う。仏陀の三つの身、すなわち、法身(ほっしん)・応身(おうじん)・報身(ほうじん)のことである。法身とは普遍的な真理そのもの、応身とは歴史的に実在した釈迦、報身とは衆生を救う形を備えたものとしての仏、ということになろうか。この三身のうち、法身と報身は信仰の対象であるが、応身は信仰の対象であると同時に、人間的興味の対象でもある。何の信仰心も持たない人にとっても、そのひたむきな姿、内心の葛藤や苦悩、真理を獲得した歓喜などには、共感や尊敬の念を抱かせるものがある。手塚治虫の「ブッダ」はこの応身に従って釈迦を描いたものだ。作者のあとがきによれば、歴史的実在としての釈迦の伝記というには脚色・創作の面もあるが、それはむしろ応身としての仏をさらに興味深いものとしている。
 仏教の不幸は、三身の思想を持ちながら、歴史的実在としての釈迦の伝記を持たなかったことではないだろうか。キリスト教においては、不信心者さえ、否、不信心者がかえって感動するようなイエス伝をいくつも生んできた。手塚治虫の「ブッダ」は、仏教の不幸を打破する先陣として長く記憶されるだろう。二十世紀半ばに日本という国でかくも巨大に発達したマンガというメディアに描かれたという意味においても。       呉 智英(評論家)


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ブッダ(釈迦)関連地図


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仏教の伝播


手塚治虫(てづか おさむ)
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 1928年11月3日、大阪府豊中市に生まれる。大阪大学医学専門部卒。中学時代より漫画を描きはじめ昭和21年、18歳のとき「マアチャンの日記帳」でデビュー。22年「新宝島」が大ベストセラーに。以下代表作品に「鉄腕アトム」「アドルフに告ぐ」「火の鳥」「ジャングル大帝」など多数。1989年2月9日、60歳にて死去。


「ブッダ」に関するWikipediaの記事は、こちら

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手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく- 
新宿バルト9にて映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-」を観賞。 ...続きを見る
マチルダベイビー!
2011/06/04 01:06
オークリー サングラス
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オークリー サングラス
2013/07/05 17:35

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内 容 ニックネーム/日時
昨日、ブッダみにいってすごい感動して涙がでました。。

苦悩するシッダ−ルタの姿が、昔の自分とすごい重なりました。

今は、心を磨いているからいえる事だけれど、、

人生は素晴らしい!!煉ホ
三色旗
2011/06/07 08:38
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