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zoom RSS 世界の建築様式 〜 4.古代ローマ編

<<   作成日時 : 2010/03/09 18:32   >>

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世界の建築様式

4.古代ローマ編


 女優オードリー・ヘプバーンの愛くるしい生き生きとした姿とともに、ローマの魅力を余すところなく描いた名画「ローマの休日」。

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オードリー・ヘプバーン「ローマの休日」(1953)


ローマの休日 トリビュート - ローマの夜に
Roman Holiday tribute - On an evening in Roma


 映画「ローマの休日」の中で、公式日程に疲れてしまったアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、医者からもらった鎮静剤のようなものを飲んで、古代遺跡の入り口の石垣の上で眠ってしまう。そこへ通りがかった新聞記者ジョー・ブラッドリー(グレゴリー・ペック)が、王女を見つけて介抱してあげる。この二人の出会いの場は、「フォロ・ロマーノ」と呼ばれる古代ローマの遺跡のある通りの凱旋門(セプティミウス・セヴェルス帝凱旋門)のそばの石垣の上である。映画のDVDを見てみた。ヘップバーンが寝ていた場所がよくわからなかったが、ようやくわかった(下記フォロ・ローマの項に記載)。


 今回の世界の建築様式・古代ローマ編では、まず、映画「ローマの休日」に登場するローマの遺跡を巡りながら古代ローマの建築物を訪ね、次に古代ローマの歴史の各時代に特徴的な建築物を巡ってみることとする。

(1)映画「ローマの休日」スポット 散策

●散策ルート
 フォロ・ロマーノ →コロッセオ→カラカラ浴場→フォルトゥーナの神殿とヴェスタの神殿(真実の口広場)→パンテオン→トレビの泉→スペイン階段(スペイン広場)→サンタンジェロ城→コロンナ宮殿

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ローマ市内史跡地図


1-1. フォロ・ロマーノ

 フォロとは、フォーラムのことで「広場」という意味。フォロ・ロマーノは、古代ローマ帝国の栄光を物語る政治、商業と市民の生活の中心だった場所である。シェークスピア作「ジュリアス・シーザー」の中で、カエサル(シーザー)が
「ブルータスよ、お前もか」と叫んで殺される場所としても有名。古代ローマの統治機関・元老院(クーリア)のあった場所でもある。カエサルやキケロなどのローマ帝国の英雄が過ごしたまさにローマの中心地である。古代ローマは7つの丘(ローマの七丘)の上に築かれたとされており、フォロ・ロマーノはローマの七丘のパラティーノの丘とカンピドリオの丘の中間に位置する。フォロ・ロマーノが本格的に整備されるようになったのは、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の時代で、初代ローマ皇帝アウグストゥスがこれを引き継ぎ、カエサルを祭ったユリウス神殿、元老院やバシリカ・ユリア(ユリウスのバシリカ=カエサルの列柱廊)が整備された。ローマ帝国が東西に分裂し、首都機能がラヴェンナに移されるとローマは異民族の略奪に曝されるようになり、西ローマ帝国滅亡後は打ち捨てられ、フォロ・ロマーノは土砂の下に埋もれてしまった。もともとは古代ローマ時代の浴場跡で、19世紀に現在のように改められた。現在、このフォロ・ロマーノは修復作業・発掘調査が続けられている。

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フォロ・ロマーノ全景
中央に見える 8本柱の遺構はサトウルヌスの神殿 紀元前[B.C.]42年の建造。
その左に隠れているように見えるのがセヴェルス帝の凱旋門〜フォロ・ロマーノの中でも白眉の遺構だ。
(帝政期の紀元後[A.D.]195 年に建設が始まり、紀元後[A.D.]203年に完成した。)
その後ろの三角屋根の建物は、古代ローマ時代の政治の中心であったクーリア(元老院)。
右奥に円形闘技場コロッセウムがある。


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フォロ・ロマーノ主要部
左手の高い円柱がフォカスの記念柱(西ローマ帝国滅亡後の608年に建造)。
その左側がアントニウス・ピウス帝とファウスティーナの神殿。
フォカスの記念柱の手前が、カエサルやキケロたちローマの雄弁家が演説をしたロストリ(演壇)。
画面右側、列柱の残されている部分がバシリカ・ユリア(ユリウスのバシリカ=カエサルの列柱廊)。
その向こうに三本の円柱があるところがカストルとポルクス神殿。
ほぼ中央奥に小さく見えるのがティトス帝の凱旋門。
(ローマに現存する最古の凱旋門)
右側奥に広がるのが、パラティーノの丘。


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フォロ・ロマーノの遺跡のそばで寝ているアン王女と、
それを見つけたジョー・ブラッドリー (映画「ローマの休日」より)


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セプティミウス・ゼヴェルス帝凱旋門
アン王女はこの凱旋門の石垣の上で寝ていた。
柱やアーチ部分のデザインで同じ場所とわかる。

現在は、凱旋門の壁が高くなっていて
アン王女が寝ていたような角度では見学することができない(旅行者のブログより)。


 フォロ・ロマーノは、ローマ建国(B.C.753年)以前からの中心部だったカピトリーノの丘が手狭になり、拡張のために下の谷の沼地が排水工事の後、整地された。B.C.7500年頃にはすでに施設が建ち並んでいたらしい。市民中心の共和制時代、各々の取引や話し合いの場として置かれて、たいへん賑わった。

 カピトリーノの丘は、フォロ・ロマーノにほど近く、古代ローマの面影を残す。古代以来ローマの聖地であったローマの7つの丘の1つである。

1-2. コロッセオ

 フォロ・ロマーノのすぐ近くに有名な「コロッセオ」がある。コロッセオは、ジョーとアン王女の二人が、ヴェスパ(スクーター)に乗って最初に訪れる場所で、古代ローマの巨大な円形闘技場である。寝ぼけたアン王女が自分の家だと言い張っていた場所である。

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ジョーとアン王女の二人はヴェスパに乗ってコロッセオに向かう (映画「ローマの休日」より)


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Colosseo


 1900年を越えた帝国ローマは現在ではイタリアの一都市となったが、コロッセオは今もって古代ローマの象徴でありつづけている。コロッセオは、ローマ帝政期に造られた4階建ての円形闘技場。ローマ帝政期のA.D.68年に暴君ネロ帝の死後、跡を継いだヴィスパシアヌス帝の命で建てられた。工事はA.D.75年に始まり、ティトゥス治世のA.D.80年に完成した。以来2000年もの間、人類史上最大級の建物としてその姿を留めている。400年以上にわたり繁栄を極めた大帝国ローマの象徴であり、現在ではローマを代表する観光地である。

 長径188m、短径156m、外周527mにおよぶ楕円形で、高さは48m、45,000人を収容することができた。各階の建築様式が異なり、1階はドーリア式、2階はイオニア式、3・4階はコリント式となっている。剣闘士や猛獣の戦いなど様々な見せ物が行われていた。1階は大理石張りの元老院議員席、2階は騎士席、3階は市民席、最上階は市民権をもたない者の立見席だった。

 鉄は70年しかもたないのだが、石なら半永久的に持つ・・・コロッセオが現存するのも、そのためだ。逆に今の日本の多くの鉄筋コンクリートは、2000年後には存在しないだろう。コロッセオの建築技術のすごいところは、 約240本の柱が、闘技場を覆い巨大な天幕を支えていたり、約5万人の人が収容でき、客席は、1階の入り口から入って、わずか数分で席に着くことができるよう、設計されているところだ。

 世界の七不思議はB.C.2世紀に書かれたものであり、その中で現存するものはエジプト・ギザの大ピラミッドだけであるが、ローマのコロッセオは現代版の「新・世界七不思議」に選ばれている。現代版「新・世界七不思議」は、世界中からの投票によって決められ、スイスに本拠を置く「新世界七不思議財団」から発表されている。2007年に第1回の選出が行われ、2011年には第2回が行われる予定である。
新・世界七不思議第1回選定地は次の通りである。
@チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)、Aイエス・キリスト像(ブラジル) 、B万里の長城(中国) 、Cマチュ・ピチュ(ペルー) 、Dペトラ(ヨルダン) 、Eコロッセオ(イタリア) 、Fタージ・マハル(インド) 。

1-3. カラカラ浴場

 古代ローマの公衆浴場。A.D.212年からA.D.216年にかけて、カラカラ帝の治世に造営された。構成は225mの長さに185mの幅、おおよその高さは38.5mほどで、あちらこちらに2,000から3,000の浴槽を設置できた。

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カラカラ浴場


 カラカラ浴場の建物群は、ただの浴場よりもむしろ娯楽性の高いレジャー施設であった。20世紀のはじめ、この浴場のデザインは幾つかの現代建築のインスピレーションとして用いられた。それにはバングラデシュの首都のダッカの議会庁舎とアメリカ、ニューヨークのペンシルベニア駅が含まれる。カラカラ浴場は映画「ローマの休日」には直接登場していないが、映画で有名な真実の口広場周辺に存在する。

1-4. フォルトゥーナの神殿とヴェスタの神殿 (真実の口広場)

 アン王女が交通違反で警察でしぼられる。警察でアン王女が「結婚式のため急いでいる」と言ったらしいのだが、その上手にウソを言ったことに対してジョーが「いいところに連れて行ってあげよう」ということで連れてきたのがサンタマリア・イン・コズメディン教会という小さな教会。その教会の中にウソつきが口に手を入れると噛みつかれるという「真実の口」という名の石の彫刻のようなものがある。ローマの休日で一躍有名になったところだ。「ウソつきがこの口の中に手を入れると噛む」という言い伝えがあるため「真実の口」と呼ばれている。正式には「真実の口」は海の神ネプチューンの顔が彫られたマンホールの蓋であるとのこと。教会のまわりの広場を「真実の口広場」という。真実の口広場に2つの神殿がある。フォルトゥーナの神殿(フォルトゥナの神殿)とヴェスタの神殿(ウェスタの神殿)だ。これらの古代ローマの神殿は、古代ギリシア・ヘレニズムと、イタリア中部の古代民族エトルリアの建築様式を融合させたもの。

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真実の口 (映画「ローマの休日」の場面より)


●フォルトゥーナの神殿
正面にイオニア式円柱を4本持つ長方形の神殿4である。B.C.2世紀後半に完成したもので、テヴェレ川の近くにある港の主護神フォルトゥーナ(ポルトゥヌス)に捧げられた神殿であるといわれている。ヘレニズム(ギリシア)の影響を持つ色の濃い神殿である。

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フォルトゥーナの神殿 (映画「ローマの休日」より)


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フォルトゥーナの神殿


●ヴェスタの神殿
20本のコリント式の柱に囲まれた直径8mの円形の神殿である。円柱は、現在はないアーキトレーヴ(大梁)と屋根を支えていた。ローマに残る大理石の神殿としては最も古く、B.C.2世紀後半に建造されたという。ギリシア神話の最大の英雄ヘラクレスに捧げられた。

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ヴェスタの神殿 (映画「ローマの休日」より)


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ヴェスタの神殿



1-5. パンテオン

 アン王女とジョーは、パンテオンの前のロトンダ広場にあるオープンカフェ「G..ROCCA(ロッカ)」(架空の店)に腰をおろしてカメラマンのアーヴィンを待つ。G.ROCCAで、ジョーがアーヴィングをアン王女に紹介する。金銭感覚のない王女が高いシャンペンを頼んで唖然とするジョー。アン王女の話をしようとするアーヴィンに水をかけてやめさせるブジョー・・・

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G.rocca にて (映画「ローマの休日」より)


 パンテオンは、ローマ市内のパラティヌスの丘に建造された神殿。元々はさまざまなローマ神を奉る万神殿であった。最初のパンテオンはB.C.25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造された。そのパンテオンは後に火事で焼失している。2代目のパンテオンはA.D.118年からA.D.128年にかけて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建された。現在ローマで見ることができるのはこの再建されたパンテオンであるが、正面にはアグリッパに敬意を表し 「ルキウスの息子マルクス・アグリッパが三度目のコンスルのとき建造」と記されている。

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パンテオンのドーム
Picture from tabi-taro


1-6. トレビの泉

 映画「ローマの休日」の中で、アン王女はトレビの泉の横にある美容院で髪の毛をバッサリと切る。ローマの数百もある泉の中で、トレビの泉が有名になったのはそのためだ。

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トレビの泉


 トレビの泉は、B.C.19年、古代ローマの皇帝ウグストゥスの側近アグリッパが、ローマ最初の公衆浴場を建築するために引いた地下水道を利用している。15世紀の1453年、皇帝ニコラウス5世は、古代の水道「アクア・ヴィルジネ」(処女の泉)の水源を約1000年ぶりに復活させようと、噴水事業に着手。その後、1762年、皇帝クレメンス13世の依頼でノコラ・サルヴィが設計を担当して、現在の姿が出来上がった。ポーリ宮殿の壁面を飾るこの噴水は半人半魚の海神トリトンや大洋の神オケアノスなど、彫刻も見事。泉の中央には海神ネプチューンの姿があり、ひときわ存在感を放っている。


1-7. スペイン階段(スペイン広場)

 日本では氷菓をアイスクリームとシャーベットに分けて表現するが イタリアではすべて「ジェラート」と呼ぶ。イタリア人の夏に欠かすことの出来ないアイスである。髪の毛を切ってさっぱりしたアン王女はスペイン広場・スペイン階段にやってきた。近くにスペイン大使館があったことから名づけられたスペイン階段。王女はジェラートをこの階段の下で初めて買い、「庶民の味」を楽しむ。階段の途中で座ってジェラートをほおばるアン王女。そこに偶然きたように見せかけて声をかけるジョー。ここで一日だけのローマ観光に誘い、王女も承諾する。

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スペイン階段(スペイン広場)


 スペイン広場から、トリニタ・デイ・モンティ教会まで続くトリニタ・デイ・モンティ階段は、通称「スペイン階段」と呼ばれ、ローマへの観光客が一度は訪れる名所。
 階段の上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会は、1502年、フランス王ルイ12世が、ナポリ攻略の勝利を祝って建築が開始され、1585年、ローマ教皇シクストゥス5世によって聖別された。


1-8. サンタンジェロ城

 ローマにある古城サンタンジェロ城(聖天使城)。「ローマの休日」で、船上舞踏会が開かれたテヴェレ川に面して建っている。

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パーティー会場 (映画「ローマの休日」より)


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サンタンジェロ城
Picture from tabi-taro


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サンタンジェロ城テラスよりテヴェレ川、ヴァチカン市国、サン・ピエトロ寺院を見る


 サンタンジェロ城は大円塔を城壁が囲む構造を持つ、ローマ市内唯一の城である。建築されたのは2世紀という歴史のある城。ローマ五賢帝の一人、ハドリアヌス帝が自らの霊廟として建設し、やがて城として利用されるようになった。サンタンジェロ城は、ローマ市内にある世界最小の主権国家ヴァチカンのそばにあり、また、サンタンジェロ城から歩いて10分くらいのところにサン・ピエトロ大聖堂がある。サン・ピエトロ大聖堂と結ぶ地下道もあるようだ。サンタンジェロ城は歴代の教皇が、いざというときにサン・ピエトロ大聖堂から逃げ込んだ要塞でもあった。

1-9. コロンナ宮殿

  コロンナ宮はローマに勢力を誇っていた皇帝派の貴族の名家コロンナ家の宮殿。主に17〜20世紀に集められたコロンナ家所有のコレクションが展示されている。コロンナ宮が出てくるのは「ローマの休日」の最後の場面である。感動のラストシーンでアン王女が記者会見に望んだのがここコロンナ宮殿の大広間。アン王女が記者会見を行なう公の場であり、新聞記者ジョーとの私的なお別れの場面でもある。

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宮殿に戻ったアン王女(オードリー・へプバーン)
(映画「ローマの休日」より)


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コロンナ宮殿
Picture from tabi-taro


 コロンナ広場にはマルクス・アウレリウス帝の戦勝記念としてA.D.193年に完成した記念柱(円柱)が建っている。マルクス・ アウレリウス帝は、ローマ5賢帝の最後の皇帝で、ローマ帝国全盛の最後の皇帝である。トレビの泉のすぐ近くにある。コロンナ広場から少し歩くとパンテオンに出る。


(2)主な古代ローマ建築物

 ヨーロッパをはじめとする西方世界において、極めて重要な位置を占めるローマ建築は、イタリア先住民のエトルリア建築、そしてギリシア建築の影響を受けつつ発展していった。古代ローマにおいてギリシア美術の影響は特に強いものとなったが、古典期のギリシア建築がほとんどひとつの彫刻のように捉えられ、自己完結的であるのに対し、ローマ建築では、建築物相互の関係性、社会的要求、美的要求、その他の要素が複合して成り立っていると考えられている。そのため、ギリシア建築といえばすぐに周囲から孤立した神殿を思い浮かべるが、ローマ建築では神殿でなく、神殿やバシリカ(列柱廊)などを包含したフォルム(公共広場)、円形闘技場、公共浴場などの公共施設が想起される。

また、精密に構築されたローマ水道、水道を架けるためのアーチ、建築物の天井を覆うヴォールト、ドームなどの優れた土木・建築工学は、古代ローマの文化水準の高さを物語っている。

以下、古代ローマの各時代ごとの主な建築物を列記する(土木建造物も含む)。
なお、文字数の関係で詳細は省く。 主なものは、前記「ローマの休日」の項を参照。

【王政時代】 (B.C.753 [伝説] 〜B.C.509)

フォロ・ロマーノ:     
               古代ローマの公共広場
クロアカ・マキシマ:   
               古代ローマの下水システム
セルウィウス城壁:    
               ローマ最古の城壁
チルコ・マッシモ:    
               古代ローマの大競技場

【共和政時代】 (B.C.509〜B.C.27)

フォルム・ボアリウム: 
               闘牛士競技場
メゾン・カレ:       
               帝政初期の神殿建築
ポン・デュ・ガール:   
               アウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられた水道橋
パンテオン:       
               ローマ市内のパラティヌスの丘に建造された神殿。ローマの神々を祀る
ヴィルゴ水道:
               古代ローマの水道システム
クリア・オスティリア:
               古代ローマの元老院の議事堂
バシリカ・ユリア:
               フォロ・ロマーノにある司法・行政施設。ユリウスのバシリカ=カエサルの列柱廊
ポルトゥヌス神殿:
               ポルトゥヌス神に捧げられた神殿
ポンペイウス劇場:
               ローマ最初の石造の半円形劇場
マルケッルス劇場:
               マルケッルスを悼んで造られた劇場
ミルヴィオ橋:
               カルタゴ軍を撃退後に建造された橋

【帝政時代前期】 (B.C.27〜A.D.180)

ニームの円形劇場:
               闘牛やコンサートに使用される円形劇場
コロッセウム(コロッセオ):
               フラウィウス朝の円形闘技場
フォルトゥーナ・ヴィリリ神殿(ポルトゥナス神殿):
               ギリシア神殿の影響があるローマの神殿
アウグストゥスの凱旋門:
               アクティウム沖の海戦での勝利を記念して造られた神殿
ドムス・アウレア:
               ローマ大火後に皇帝ネロが建設した広大な宮殿
アウグストゥス廟:
               ローマ皇帝アウグストゥスの大規模な墓
アグリッパ浴場:
               パンテオンの南に建造されたローマ最初の公共浴場
アラ・パキス:
               ローマ皇帝アウグストゥスの栄誉を称えて建造された祭壇
フォロ・ジュリアーノ:
               ユリウス・カエサルによって建設されたフォルム(公共広場)
ハドリアヌスの門:
               ギリシアのアクロポリスとの境にハドリアヌス帝が建設した門
ティトゥスの凱旋門:
               現存するローマでの最古の凱旋門。フォロ・ロマーノ内にある
サンタンジェロ城(ハドリアヌス廟):
               ハドリアヌス帝の霊廟として造られた城
トラヤヌス帝のフォルム:
               トラヤヌス帝の戦勝を記念して建設されたフォルム(公共広場)
トラヤヌス浴場:
               トラヤヌス帝の命で建造された公衆浴場を中心とした複合施設

【帝政時代後期】 (A.D.180〜A.D.476)

カラカラ浴場:
               カラカラ帝によって造られた公衆浴場
セプティミウス・セヴェルスの凱旋門 :
               セプティミウス・セヴェルス帝の戦勝を記念してた建てられた凱旋門。フォロ・ロマーノ内
パルティアの凱旋門:
               セヴェルス帝のパルティア遠征勝利記念に建てられた凱旋門。フォロ・ロマーノ内
ウェスタ神殿:
               ローマのすべての竃の火を象徴する神殿。フォロ・ロマーノで唯一の円形神殿
ディオクレティアヌスの浴場:
               ディオクレティアヌス帝が建設したローマ帝国でも最大かつ最も豪華な公衆浴場
コンスタンティヌスの凱旋門:
               コンスタンティヌス帝がマッセンツィオ帝との戦いに勝利した記念に建てられた凱旋門
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂:
               コンスタンティヌス帝が建立した大聖堂
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂:
               5世紀以前の初期バシリカ様式をよく伝えているローマの大聖堂
サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂:
               コンスタンティヌス帝により聖パウロの墓の上につくられた大聖堂

ギリシアから煉瓦を受け継いだローマは、それを大理石にして後に遺した。(matiere)
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(3)簡単古代ローマの歴史概要

  別途、ページを分けて記載する → http://matiere.at.webry.info/201003/article_3.html

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                                    (参照資料)
                              「詳説 世界史研究」 山川出版社
                              「西洋建築様式」 美術出版社
                              「西洋建築様式史(上)」鹿島出版会
                              「ローマ人への20の質問」塩野七生著 文春新書

                              DVD 映画「ローマの休日」 パラマウト映画

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コメント(1件)

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お世話になります。とても良い記事ですね。
http://www.fetang.co...
2013/08/03 02:07

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