matiere

アクセスカウンタ

zoom RSS 二十四節気と雑節

<<   作成日時 : 2010/02/10 17:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

旧暦で読み解く 日本の習わし

二十四節気と雑節

二十四節気暦イメージムービープレラフ (YouTube)
「暦」の世界観を理解してもらいやすくするためのイメージムービ ーのプレラフ
作:Natsumikann


 立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至など季節の区切りを表す名前が付けられている季節区分を
二十四節気(にじゅうしせっき)」という。二十四節気とは、節分を基準に1年を24等分して約15日ごとに分けた季節のことで、1ヶ月の前半を「」、後半を「」と言う。その区分点となる日に季節を表すのにふさわしい春・夏・秋・冬の名称が付けられた。総称して、四季という。

 陰暦では、1月・2月・3月を春、4月・5月・6月を夏、7月・8月・9月を秋、10月・11月・12月を冬とする。
なお、新暦では、一般的に、3月・4月・5月を春、6月・7月・8月を夏、9月・10月・11月を秋、12月・1月・2月を冬としている。

 暦上の四季
 旧暦(太陽太陰暦)の四季の分け方に、節切りといわれるものがある。これは四季を二十四節気の節に基づいて区分する方法で春夏秋冬の四つに分けた一年のそれぞれの季節を初・仲・晩三候に分ける。
(初春・仲春・晩春/初夏・仲夏・晩夏/初秋・仲秋・晩秋/初冬・仲冬・晩冬)

 二至二分・四立・八節
 二十四節気は、冬至・夏至、春分・秋分、立春・立夏・立秋・立冬の季節区分が前提になっている。
夏至・冬至は「二至(にし)」、春分・秋分は「二分(にぶん)」という。立春・立夏・立秋・立冬は総称し「四立(しりゅう)という。そして、二分・二至・四立をあわせて特に「八節(はっせつ)」という。

 土用、節分など二十四節気を補足する季節区分を「雑節(ざっせつ)」という。雑節は、五節句・二十四節気以外の、季節の移り変わりの目安となる日の総称である。(五節句」については、ページを分けて別記する。
 中国から伝来した暦(二十四節気)では農業に従事する人々は十分に季節の変化を読み取れないため、二十四節気の補助をする為に考えられた日本独自の暦が「雑節」である。雑節が考え出された背景には、農家が季節の移り変わりを正確に理解できれば、農作物に多大な損害を出さずにすむという自然現象と農業の深い関係があった。雑節は農業に従事する人たちの生活の知恵の結晶ともいえるだろう。

 「二十四節気」は、旧暦太陽太陰暦/太陰太陽暦ともいう)を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたもので、1年を24等分にし、その区切りに名前をつけたものである。
 現在でも季節の節目を示す言葉として、二十四節気の区切りの名前が使われている。
 もともと、二十四節気は、中国の戦国時代の頃に太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の一つである。 
 1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられている。

 「雑節」は、二十四節気を補う季節の移り変わりの目安となっている。
 日本では、二十四節気は江戸時代の頃に用いられた暦から採用されたが、
もともと二十四節気は、中国の気候をもとに名づけられたもので、日本の気候とは合わない名称や時期もある。
そのため、それを補足するために二十四節気のほかに土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの
「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取りいれたのが、日本の旧暦となっている。

画像
二十四節気
陰暦で、1年を24等分したもの
画像出典:おひさまスタイル


●二十四節気(にじゅうしせっき)

 暦には、1年の長さを太陽の動きによって決める「太陽暦」と、1ヶ月の長さを月(太陰)の動きによって決める「太陰暦」とがある。

 太陰暦の1ヶ月は約29.53日であるから、1年の日数 = 29.53 × 12 = 354.36日になる。地球が太陽の回りを一周するのに要する時間はおよそ 365日なので、365-354.36=10.64日の不足になる。太陰暦では同じ日でも年が違うと季節が違ってしまい、このままでは暦の上での一年と季節の上での一年の長さが一致しない。
 そこで、太陰暦を基にしつつも閏月を挿入して実際の季節とのずれを補正した暦が考え出された。太陰暦でも1月の長さを月の動きによって決め、1年の長さを太陽の動きに調整する暦であり、「太陽太陰暦」と称している。

 江戸時代は太陽太陰暦が使用されていたが、明治5年になって現在使われている太陽暦(グレゴリオ暦)が採用された。太陽太陰暦のことを、「旧暦」という。これに対し、現在の太陽暦のことを「新暦」ということがある。

 この旧暦(太陽太陰暦)の困るところは、年によって、12ヶ月の年と13ヶ月の年があるため、季節と暦が合わなくなることである。そこで、暦に関係なく季節の移り変わりが分かるようにするため、「二十四節季」なるものを作ったのである。

 二十四節気とは、簡単に言うと、1年を24等分しその区切り(24の分割点を含む日)に季節を表す名前をつけたものである。

【二十四節気の仕組み】

 二十四節気は、1年を24等分して気温や気象、気候や農作業などを、季節を表す言葉としたものである。二十四節気は、1年の太陽の黄道(太陽が地球を中心にして運行するような天球上の大円)上の動きを、黄経0度から15度ずつに刻み、太陽がその分岐点を通る日付によって24の期間に分け24等分して決められている。それぞれの期間には季節的な特徴を表す名称が付けれれている。

 中国から伝来し、日本でも季節の訪れに使われ今日に及んでいる。 中国暦では、冬至(漢以降は立春)を起点として15度ずつ、計24の節気によって実際の季節を知った。中国から伝わったものなので日本との気候の違い季節感の違いもあるにはあるのだが、季節を端的に表現している。

 二十四節気は陰暦の季節区分であるので、太陽暦で暮らしている我々の感覚では、春は3・4・5月だが、陰暦では立春からの1・2・3月なので、感覚的には季節を先取りされているような気持ちもする。

 二十四節気は閏月を設ける基準とされており、中気のない月を閏月としていた。全体を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに1つの季節をそれぞれを6つに分けて、その各1分割を「節気」(せっき)と「中気」(ちゅうき)とし、1季節内に節季と中気を交互に配している。

 空を一つの球の内側と考えたとき、地球の上にいる我々から見た太陽が天空を動く見かけ上の道筋を「黄道(こうどう)」と言う。天球上で太陽が1年間に動く大円の経路である。この動きは、「赤道」を中心に、夏は赤道より北(日本側)を冬は赤道より南(オーストラリア側)を波のように移動するように見える。

 この黄道(太陽の動き)を24分割すると15日ずつで1年をほぼ均等に分けられるので、これを使って季節の区切りにすることを考えたのである。そして、24区切り毎に名前を付けたのが、「二十四節季」である。

 しかし、この24分割も正確に計算すると、365日÷24=15・・・余り5日で完全には割り切れない。その為、同じ節季でも年によって数日のずれが生まれるのである。また、この考えは中国から伝わってきた物なので、日本の気候とは若干のずれがあることも注意しなければならない。

 太陰暦(正確には太陽太陰暦)で農耕作業をすると不都合が生じる。太陰暦の1年は太陽暦よりも約11日短いために、次第に日がずれていく事になる。例えば去年の10月1と今年の10月1日は太陽暦からみると別の日になる事がある。そのため、太陽太陰暦は太陰暦の数年に一度閏月を入れて調整しとするわけだが、農耕作業において作業日程が十数日ずれる事は致命的である。毎年同じ時期に作業をするために、太陰暦とは違う本来の季節を表す指標が必要となり、生まれたのが二十四節気と考えられている。ただし閏年があるために、二十四節気は年によって1-2日の変動がある。



【二十四節気一覧】

 月日は、太陽暦でのおよその日付である。日付は年によって変動する。

季節
 気節 旧暦月(月の異名)  
     二十四節気 節気名  
     (節、中)       太陽黄経°新暦月日  
                            説明
       

   
 初春 正月(睦月:むつき)

     正月節  立春(りっしゅん)
                   315° 2月 4日頃 
                            立春から立夏の前日までを陰暦の上で春という。
                            寒さも峠を越え、春の気配が感じられる。
                            陰暦では、暦の上で春に入る。日本では冬ど真ん中。
     正月中  雨水(うすい)  
                   330° 2月19日頃 
                            立春から数えて15日目。
                            陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になり雪が雨に変わる。
                            雪が雨に変わる頃。気温の上昇が見られる。
 仲春 二月(如月:きさらぎ)

     二月節  啓蟄(けいちつ)  
                   345° 3月 6日頃 
                            雨水の日の次の二十四節気(雨水後15日目)。
                            冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくるという意味。
                            初雷が鳴る。
     二月中  春分(しゅんぶん)
                    0° 3月21日頃 
                            太陽の中心が春分点の上(太陽黄経0度)に来た時。
                            太陽が真東から昇って真西に沈み、
                            昼と夜の長さがほぼ等しくなる。春の彼岸の中日。
 晩春 三月(弥生:やよい)

     三月節  清明(せいめい) 
                    15° 4月 5日頃 
                            春分後15日目。
                            すべてのものが生き生きとして、清らかに見える。
                            春爛漫。桜が咲きウグイスの鳴き声が聞ける。
      三月中  穀雨(こくう) 
                    30° 4月20日頃 
                            陰暦では、立春から穀雨の終わりまでを春とする。
                            穀物をうるおす春雨が降る。
                            春雨が穀物を潤す時期。霜の降りることがある。

 初夏 四月(卯月:うづき)

     四月節  立夏(りっか) 
                    45° 5月 6日頃 
                            陰暦では、暦の上で夏に入る。
                            立夏から立秋の前日までを陰暦の上で夏という。
                            夏の気配が感じられる。
     四月中  小満(しょうまん)
                    60° 5月21日頃 
                            この日を含む月は、旧暦では4月となる。
                            陽気盛んにして万物次第に長じ満つるという意味。
                            すべてのものがしだいにのびて天地に満ち始める
 仲夏 五月(皐月:さつき)

     五月節  芒種(ぼうしゅ)
                    75° 6月 6日頃 
                            陰暦では芒種から5日目を入梅としていた。
                            稲や麦などの(芒のある)穀物を植える。
                            雑穀の種まきをする時期という意味。梅雨めく頃。
     五月中  夏至(げし)    
                    90° 6月21日頃 
                            太陽の黄経が夏至線上に直射するとき。
                            北半球では昼の長さが最も長くなる。
                            梅雨の最中。
 晩夏 六月(水無月:みなづき)

     六月節  小暑(しょうしょ )
                   105° 7月 7日頃 
                            夏至の15日後。
                            暑気に入り梅雨のあけるころ。
                            本州では梅雨明けが近くなり暑くなる。
     六月中  大暑(たいしょ)
                   120° 7月23日頃 
                            夏至の30日後、小暑の15日後。
                            夏の暑さがもっとも極まるころ。
                            梅雨が明けて急に暑くなる。陰暦では暑さの頂上。

 初秋 七月(文月:ふづき)

     七月節  立秋(りっしゅう)
                   135° 8月 7日頃 
                            陰暦では、暦の上で秋に入る。
                            立秋から立冬の前日までを陰暦の上で秋という。
                            秋の気配が感じられる。
     七月中  処暑(しょしょ)
                   150° 8月23日頃 
                            立秋から16日目。
                            暑気が処る(おる:止む)の意味で、秋らしく涼しくなる。
                            日中はまだ残暑がある。
 仲秋 八月(葉月:はづき)

     八月節  白露(はくろ)
                   165° 9月 8日頃 
                            処暑から16日目。
                            露が白く見える意味。秋が次第に深まる。
                            草木の葉にしらつゆが宿りはじめる。
     八月中  秋分(しゅうぶん)
                   180° 9月23日頃 
                            太陽の中心が秋分点の上(太陽黄経180度)に来た時。
                            秋の彼岸の中日、春分から半年目。
                            昼と夜の長さがほぼ等しくなる。
 晩秋 九月(長月:ながつき)

     九月節  寒露(かんろ) 
                   195°10月 8日頃 
                            秋が深まり野草に冷たい露がむすぶ。
                            晴れた日でも暑さは感じられなくなる頃。
                            草花に露が宿るという意味。秋の長雨が終わる頃。
     九月中  霜降(そうこう)
                   210°10月23日頃 
                            霜が降りるころ。
                            霜が降りるほど寒くなったという意味。
                            秋が一段と深まり、そぞろに寒冷も覚える頃。

 初冬 十月(神無月:かんなづき)

     十月節  立冬(りっとう)  
                   225°11月 7日頃 
                            立冬から立春の前日までを陰暦の上で冬という。
                            陰暦では、暦の上で冬に入る。
                            冬の気配が感じられる。
     十月中  小雪(しょうせつ)
                   240°11月22日頃 
                            冬の気配が進んで本格的な冬の始まる。
                            寒くなって雨が雪になる。
                            時には雪もちらつき、雪が積もる所も。
 仲冬 十一月(霜月:しもつき)

     十一月節 大雪(たいせつ)
                   255°12月 7日頃 
                            日に日に寒さが増してきて、激しい雪が降ることも。
                            雪がいよいよ降りつもる。
                            暖かい地方でも霜や雪が降り始める頃。
     十一月中 冬至(とうじ) 
                   270°12月22日頃 
                            太陽の黄経が冬至線上に直射するとき。
                            北半球では昼が一年中で一番短くなる。
                            正午の南中高度が最も低く、寒さが厳しい。
 晩冬 十二月(師走:しわす)

     十二月節 小寒(しょうかん)
                   285° 1月 5日頃 
                            冬至の後15日目。
                            いわゆる「寒の入り」。
                            寒気が増してくる。
     十二月中 大寒(だいかん)
                   300° 1月20日頃 
                            小寒から節分までの寒の30日間の真ん中。
                            冷気が極まって、最も寒さがつのる。
                            年間で最も気温が低い時期。



【雑節一覧】
雑節名
         太陽黄経      
                  説明
土用(どよう)
         27度,117度,207度,297度  
                 太陰太陽暦では立春、立夏、立秋、立冬の前の各18日間を指した。
                 最近では夏の土用(立秋前の18日間)だけを指すことが多い(7/20頃)。

                 土用の間で日の十二支が丑(うし)である日のことを、「土用の丑の日」という。
                 18日間の土用の間に丑の日が2回ある場合があり、2回目を二の丑という。
                 江戸時代中後期から、夏の「土用の丑の日」には、
                 夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着した。

節分(せつぶん)      
         -              
                 節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。
                 本来は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
                 今は立春の前日を言う。2月3日頃。「豆撒き」と「恵方巻き」の風習がある。
                 『鬼は外、鬼は外、福は内』と言いながら豆を撒き、その邪気を払う。
                 その年の干支によって定められた最も良い方角(恵方:えほう)に向かって
                 食べると縁起が良いとされる「恵方巻き」(太巻き寿司)を食べる風習もある。


社日(しゃにち)
         -              
                 産土神(うぶすながみ:生まれた土地を守護する神)を祀る日。
                 社日は、春と秋にあり、春分・秋分の直近の「戊の日」。
                 この日は産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、
                 秋にはその年の収獲に感謝する。
                 また、春の社日に酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、
                 これを治聾酒(じろうしゅ)という。

彼岸(ひがん)       
         -              
                 春分と秋分の前後の3日ずつの計7日のこと。
                 初日を彼岸の入り、当日を中日(ちゅうにち)、終日を明けと呼ぶ。
                 彼岸には先祖の霊を敬い墓参りをする風習がある。
                 ぼた餅、おはぎ、団子、海苔巻き、いなり寿司などを仏壇に供え、
                 家族でもこれを食すと言った風習も残っている。

八十八夜(はちじゅうはちや)
         -              
                 立春から数えて88日目をいう。
                 春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日。5月2日頃。
                 「夏も近づく八十八夜、 野にも山にも若葉が茂る。 あれに見えるは 茶摘ぢや
                 ないか」と唱歌に歌われているように、この時期には茶摘が盛んになり、特に
                 八十八夜の日に摘んだ茶の葉は極上といわれ珍重とされてきた。
                 昔、五月初旬の八十八夜頃に摘まれた新茶は茶壷や茶箱に入れて、涼しい
                 蔵などで保管され、秋口にその封を切って初めてその年の新茶を味わうという
                 風習があった。
                 しかし実際には、産地の温暖差によって茶摘みの時期は異なる。

入梅(にゅうばい)   
          80度             
                 太陰太陽暦では芒種の後の壬(みずのえ)の日。つゆの雨が降り始める頃。
                 太陽が黄経80度の点を通過する日(6月11日頃)。
                 梅雨は農作には無くてはならないものだ。梅雨明けが遅れると、まもなく台風
                 の雨がくるので、盛夏の暑気が軽くなり、稲の生育や結実が思わしくない。
                 昔から凶作はこういうときに起こる。

半夏生 (はんげしょう)  
         100度             
                 太陰太陽暦では夏至から数えて11日目とされていた。
                 現在では黄経100度の点を太陽が通過する日とされている(7月2日頃)。
                 半夏は、烏柄杓(カラスビシャク)という薬草。半夏生は半夏がという草の葉
                 が生える頃。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、
                 この日から5日間は休みとする地方もある。

二百十日(にひゃくとおか)
          -              
                 立春から数えて、210日目の日(毎年9月1日頃)。
                 この頃は毎年周期的に台風が襲来する時期である。
                 稲の開花と台風の襲来がぶつかる時期で、農家の人は厄日として警戒する。
                 この日は八朔(はっさく)や二百二十日とともに三大厄日とされてきた。
                 (八朔とは八月朔日の略で旧暦8月1日のこと。 新暦8月29日〜9月20日頃。)

二百二十日(にひゃくはつか)
          -              
                 立春から数えて、220日目の日(毎年9月11日頃)。
                 この頃、強い台風が襲来することが多い。
                 二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要がある。



太陽黄経(たいようこうけい)

天球上における太陽の見かけの通り道(大円)のことを「黄道」(こうどう、おうどう)という。
読み方は「こうどう」でも「おうどう」でもどちらでも正しいが、文部省の学術用語集では「こうどう」となっている。
黄道は天の赤道に対して23.4度傾いている。この角度を黄道傾斜角といい、地球の公転面の垂線に対する地軸の傾きに由来するものである。白道(月の通り道)は、黄道よりさらに約5度傾いている。
黄道と天の赤道との二つの交点を分点という。このうち、黄道が南から北へ交わる方を春分点といい、春分点を起点(0度)として黄道を360度に分けたものが黄経(こうけい)である。もう一つの交点を秋分点といい、黄経180度に当たる。
現行の二十四節気は、黄道を15度毎の24分点に分割して定められている。
例えば、夏至は太陽黄経90度の点であるが、太陽黄経90度というと太陽が黄経90度の点を通過する瞬間をいう。

画像



至点と分点
 季節が始まる事を示す、四つの重要な天文学的瞬間がある。 
 天球上において黄道と天の赤道との距離が最大となる瞬間が1年に2回ある。その瞬間またはその時の太陽の位置を「至点」という。
 天球上において黄道と天の赤道が交差する点があり、そこを太陽の中心が通過する瞬間が1年に2回ある。その瞬間またはその時の太陽の位置を「分点」という。
 太陽が至点に達する日は分点に達する日とともに季節に関連している。日本語では2つの至点はそれぞれ夏至点・冬至点という(夏至・冬至)。分点については、太陽が南から北へ通過する点を春分点といい、北から南へ通過する点を秋分点という(春分・秋分)。
 夏至は、太陽の黄経が夏至線上に直射するとき(太陽黄経90度)であり、北半球では昼の長さが最も長くなる。二十四節気は6月の中(中気)、6月21日頃である。
 冬至は、太陽の黄経が冬至線上に直射するとき(太陽黄経270度)であり、北半球では昼の長さが最も短くなる。二十四節気は12月の中(中気)、12月22日頃である。
 春分の日は、太陽の中心が春分点の上(太陽黄経0度)に来た時であり、昼夜の長さがほぼ等しくなる。二十四節気は3月の中(中気)、3月20日頃である。
 秋分の日は、太陽の中心が秋分点の上(太陽黄経180度)に来た時であり、昼夜の長さがほぼ等しくなる。二十四節気は9月の中(中気)、9月23日頃である。

 春分と秋分では、地球の傾いた地軸が太陽に対して真横を向くので、昼と夜が地球上どこでも同じ長さになるのである。



暦月と節月

太陰太陽暦における1ヶ月は月の運行に基づき朔日から晦日までとする区切り方である。この月を暦月という。各暦月の名称は二十四節気を基準に定められる。暦では正月・2月・3月を春、4月・5月・6月を夏、7月・8月・9月を秋、10月・11月・12月を冬とする。なお暦注において暦月による月の区切り方を月切りという

太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を中(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を節(正節、節気)という。節気から次の節気の前日までの間を1か月とする月の区切り方を節切り、その月を節月という。日本において占いや年中行事を記す暦注の中で節切りによるものがよく使われ、また季語の分類も主として節切りで行われている。節月では、正月節(立春)から2月節(啓蟄)までが正月、2月節(啓蟄)から3月節(清明)までが2月、3月節(清明)から4月節(立夏)までが3月というようになり、立春から立夏までが春、立夏から立秋までが夏、立秋から立冬までが秋、立冬から立春までが冬というように定められる。

旧暦においては月名は、その月が含む中気によってきまる。従って雨水が正月15日以前にきたときは立春はその15日前なので、立春が前の年ということが起こり、これを「年内立春」という。古今集の「年のうちに春は来にけり、一年を去年とやいはむ、今年とやいはむ」はそのことを歌ったものである。 [Wikipediaより]


黄道十二星座と二十四節気

画像
星座の中を移動する太陽 (黄道十二星座と二十四節気)
画像出典:AstroArts


 複数の恒星が天球上に占める見かけの配置を、その特徴から連想したさまざまな事物の名前で呼んだものを「星座」という。現在空には88の星座がある。それは、国際天文学連合(IAU)が定めた88の分類による。88星座のうち、黄道(天球上で太陽が一年かかって動く道筋)の上にあるのは12星座(黄道十二星座)、黄道より北にあるのは29星座、黄道の南にあるのは47星座となっている。

 「黄道十二星座」(こうどうじゅうにせいざ)は、88の星座のうち、 古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオスが著書 『アルマゲスト』 において黄道星座に分類した12の星座を指す。なお、「黄道十二星座」は天文の言葉であるが、現在では「黄道十二宮」という名称で専ら西洋占星術においてのみ用いられる。「黄道十二宮」は、星座そのものではなく等分した黄道上の領域のことをいう。

黄道十二星座=2000年前の十二星座(12 ecliptical constellations)
    誕生日      [現在の十二星座]

おひつじ座(牡羊座、Aries)
    3月21日- 4月19日  [ うお座 ]
おうし座(牡牛座、Taurus)
    4月20日- 5月20日  [ おひつじ座 ]
ふたご座(双子座、Gemini)
    5月21日- 6月21日  [ おうし座 ]
かに座(蟹座、Cancer)
    6月22日- 7月22日  [ ふたご座 ]
しし座(獅子座、Leo)
    7月23日- 8月22日  [ かに座 ]
おとめ座(乙女座、Virgo)
    8月23日- 9月22日  [ しし座 ]
てんびん座(天秤座、Libra)
    9月23日-10月23日  [ おとめ座 ]
さそり座(蠍座、Scorpio)
    10月24日-11月22日  [ てんびん座 ]
いて座(射手座、Sagittarius)
    11月23日-12月21日  [ さそり座 ]
やぎ座(山羊座、Capricornus)
    12月22日- 1月19日  [ いて座 ]
みずがめ座(水瓶座、Aquarius)
    1月20日- 2月18日  [ やぎ座 ]
うお座(魚座、Pisces)
    2月19日- 3月20日  [ みずがめ座 ]

-------------------------------------------------------------------------------
リンク:
  春を待つ心(日の出と日の入りの時間の変化) == tabi-taro様
    〜 二十四節気とその時の日の出・日の入り時刻が掲載されている 〜
  http://tabi-taro.com/4yokohama/harumachi/harumachi.htm

  旧暦と二十四節気のページ == ザ・ランス様
  http://www.asahi-net.or.jp/~jc1y-ishr/Kyuureki/Kyuureki_Index.html

  星を見る・宇宙を知る・天文を楽しむ == AstroArts様
  http://www.astroarts.co.jp/

  二十四節気フレーム == 海上保安庁海洋情報部様
    〜 近数ヵ年の年別の二十四節気と雑節 〜
  http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/reki/24sekki.htm

  こよみのページ == koyomi37様
  http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/24doc.htm

  こよみ博物館 == こよみん博士様
  http://koyomi.todan.co.jp/index.html

  室礼 〜 和のこよみ == Shitsurai.com様
  http://www.shitsurai.com/002/index.html

  ともいき暦(21世紀の生活の知恵) == NPO PTPL様
   http://www.tomoiki.tv/calendar/12th.html

-------------------------------------------------------------------------------
MyPage リンク:

 五節句
  http://matiere.at.webry.info/201002/article_4.html
-------------------------------------------------------------------------------
主な参考文献・引用文献
・季節のことば辞典 復本一郎監修 柏書房
・日本の年中行事 塩田勝編 金園社
-------------------------------------------------------------------------------
Copyright© 2010 Matiere



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
二十四節気と雑節 matiere/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる