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zoom RSS 【音楽】ゴスペルとブルースとジャズのルーツと関わり

<<   作成日時 : 2004/12/20 00:59   >>

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ゴスペルとブルースとジャズのルーツと関わりあいを・・・

(ゴスペル)
ゴスペルの歴史は、大西洋を渡る奴隷船から始まりました。
ヨーロッパ諸国による「奴隷貿易」が17世紀に始まり、18世紀に最も盛んに行われました。
1808年に奴隷貿易が禁止された後でも、アメリカ合衆国内の黒人奴隷の生活は変わらず、
南北戦争中の1862年に、リンカーン大統領が「奴隷解放宣言」をしたことで
彼らは法律上の自由を得て、自由なアメリカ人となったと思いきや、
彼らを待ち受けてたのは厳しい人種差別など・・・そんな生活の中で
自由と解放を願いながら生み出したひとつの文化が「ゴスペル・ミュージック」です。
ゴスペルとは、ゴッドスペルの略で「福音」、言い換えれば、良い知らせ、グッドニュースという意味です。

北アメリカに連れてこられた黒人奴隷が労働の間に仲間のお葬式や、
教会で歌ってきた黒人霊歌のことを、「スピリチュアル」といます。
このスピリチュアルいうのは、
例えば労働中に奴隷主に気付かれないように「今夜集会やるぞ!」というのを
何気なくリーダーが歌い出してみんながそれに続き、
仲間達にそのことを伝える為に歌ったりしていたことをいうのだそうです。
これが、ゴスペルのルーツだと言われています。

奴隷解放後、スピリチュアルは奴隷時代の過去の歌として歌われなくなり、
代わって歌われるようになったのがゴスペルです。
黒人教会で歌われた新しい形式のこのゴスベルは、黒人宗教音楽に多大なる影響を与えました。

ゴスペルの発祥は、黒人が奴隷としてアフリカ大陸から連れてこられたことをあげることができます。
アフリカ大陸からの「リズム要素」と西洋からの「音の重なり/メロディー要素」がニューオリンズで融合し、
それまでにない新たな音楽が生まれました。
しかし、その根底にあるものは決してポジティブではない事は明確です。
ゴスペルは聖書を歌ったものであり、キリスト教を布教する手段に使われました。
しかし現代社会においては聖書を歌っていないゴスペルもあります。
一言「ゴスペル」と言っても、その「音楽形態」や「何を精神的なよりどころとしているか」等はさまざまです。

日本でゴスペルというと、ゴスペラーズ等のハーモニーや
ア・カペラ(楽器の伴奏なしで歌う詠唱)を主体とした音楽と認識されているようですが、
ニュー・オリンズで歌われている本当のゴスペルは、
そんなに格好良いものではありません。
黒人の泥臭く、魂が歌っているような骨太の音楽なのです。
これが、ブルース、ジャズ、サンバ、レゲエ、スカ、カリプソ、マンボ等の
全てのアフリカン−アメリカンミュージックの最も古いルーツになるのです。

アメリカは、さまざまな理由で生まれた土地から離れてきた人たちによってできた国です。
夢を求めてきた人、追われてきた人、そしてむりやり連れてこられた人。
そのさまざまに異なる境遇や思いをもった人たちの間で、
またさまざまな種類の歌や音楽が人びとの心の支えや、楽しみのもとになってきました。
ゴスペルは、ブルース、ジャズ、ソウル、R&B、カントリー、ロックンロールの源流となっていったのです。

(ブルース)
黒人霊歌のゴスペルと同時期に、アメリカ南部のミシシッピー・デルタ で、ブルースが誕生しました。
(ミシシッピー・デルタ:セントルイスを出てミシシッピー川を下りニューオリンズへ向かうデルタ地帯)
奴隷解放宣言によって、黒人たちは、奴隷から開放され自由と身にはなりました。
しかし、その反面で彼らは奴隷という共同体から離れて、一人で生きて行かなくてはならなくなりました。
こうした背景のもとに不安や不満を抱え、
自分自身の感情や思想を表現するための手段として歌われたのがブルースです。
ブルースは、西アフリカのリズムと音楽センスが、
北ヨーロッパの楽器やいくつかの音楽形式と結婚したようなものです。
これがフォークである黒人霊歌に織り込まれ、さらにゴスペルの信仰が加えられると、
その場にあるギターやピアノを使って演奏できる音楽になり、
結果的に初期のブルースを形成したのです。

ブルースの誕生は、後々ロックを誕生させることになります。
ロックという音楽は、R&B、ブルース、ゴスペル、ジャズ、カントリーなどが
混ざり合うことによって成立した複雑な混血音楽です。

(ジャズ)
ジャズは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ルイジアナ州ニューオリンズで誕生しました。
ニューオリンズはフランスの植民地でした。
そのため、白人と黒人の文化が交じりやすく、初期のジャズ奏者となったのは、
多少とも裕福な黒人や、アフリカ系でありながらフランス人の血を引き、
1894年まで一部白人の特権を享受していたクリオール(黒人とフランス系白人との混血)たちでした。
ニューオリンズは、クレオールなどをはじめ黒人や白人の音楽文化が混在していました。
黒人の音楽とクリオールが交じり、西洋的要素を持ち込んだ結果、
黒人たちの音楽が発展していったのです。

世界中の民族や文化が集まる港町ニューオリンズで、
港で働く人たちの労働歌、ブルース、ゴスペル、軍歌ブラス・バンドといった音楽に、
オペラや室内楽などのヨーロッパの伝統音楽や黒人霊歌などのアフリカの伝統音楽の要素が加わり、
アメリカ独特の新しい音楽表現として生まれたのがジャズです。

ゴスペルもブルースもジャズも、もとは黒人奴隷音楽であり、アメリカの歴史そのものです。

(写真は、こちら(ゴスペル)から転載しました。)
  http://www.gpm.cc/gospel.html






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